【大阪 警備会社】交通誘導警備員はどこに配置できる？

交通誘導警備員が配置される場所

交通誘導警備員は、人や車などが多く集まる場所で来場者や通行者の安全を確保するために配置されます。主に配置される場所として、工事現場や駐車場などが挙げられます。

警備員が必要な理由

誰もが安心して工事現場を通行したり駐車場を利用したりできるようにすることが警備員の役割です。警備員が必要とされる理由の詳細を以下で紹介します。

・工事現場の場合

不測の事態が起こりかねない工事現場でも、安全を守るために警備員が配置されます。例えば、排水溝の工事や路面舗装など、多くの人や車が行き来する道路を封鎖して行う工事では、通行を規制したうえで警備員が誘導を行います。また、建設機械の誘導や道路管理者から指示を出された場合にも警備員が必要です。

・駐車場の場合

公共施設や商業施設、イベント会場など様々な施設の駐車場で、車両を誘導するために警備員が配置されます。駐車場の出入口付近は、車の往来に加えて歩行者や自転車も通行しており、交通事故などの緊急事態が発生しやすい場所です。駐車場内での事件・事故は警備員の責任外となってしまうため、「交通事故を未然に防ぐこと」が警備員の仕事です。駐車場へ出入りする車や歩行者が、安全に通行できるように誘導します。

また、車がスムーズに駐車できるよう空きスペースへ誘導することも業務の一つです。不法行為等を防ぐために見回りを行うこともあり、警備員は駐車場を安心して利用するために欠かせない存在といえます。

交通誘導警備業務資格の概要

日本には交通誘導警備業務2級といった国家資格があります。交通誘導警備業務2級は、合格基準点90点、合格率60％の難関試験です。資格を取得すると、資格者配置路線といわれる道路などの警備ができるようになります。

シーンに合わせた警備員の配置が重要

交通誘導警備員を配置する際には、現場の状況をしっかり確認したうえで人数や警備体制を整えることが大切です。「会場に集まる人数」「駐車場の混雑度」「道路の通行量」「迂回路の設定」「緊急通行路の有無」「地域特有の事情」など、現場の状況を把握しておくことで、配置すべき警備員の数を決められます。

また、公安委員会が指定した路線で警備をする場合は、交通誘導警備業務2級もしくは1級の資格を持った人が最低でも1人必要になります。他にも、法律により資格者配置が指定されている路線があり、道路工事許可や道路使用許可に資格者配置と条件がつけられることもあります。警備員を依頼するときは、資格者配置の指定の有無も含めて細かな内容を警備会社に伝えるようにして下さい。